北北西に雲と往け

北北西に雲と往け

北北西に雲と往け 入江亜季先生の作品。

漫画大賞2019にノミネートされた作品。

舞台はアイスランド。17歳の青年、御山慧(みやまけい)は、広く誰もいない道路を、車で走っている。物語の始まりだ。

彼は車と話をする。特殊な力として、彼は電気機器から情報を聞き取る能力を持っていて、その力を使って、時々探偵業をして金を稼ぎ、旅をして、またどこかで探偵業をする。

ドラマチックでロマンチックな作品。

旅と探偵、舞台はアイスランドという、普通の人とかけ離れているといえる日常を、主人公と自分をかさねながら物語を読んでいける良作品。

文章、絵、描写がとても美しく、情緒溢れている。

特に女性の描き方が、作者が女性だからなのか、とても魅力的。

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こんな女性がいたら、絶対に気になってしまうというヒロインの描き方。

主人公が不思議な能力を使いながら探偵業を通じて、色々な人とつながりながら、成長していく様。

探偵ものの小説は、とくに内田康夫作品でみたが、イケメン・美女・旅というものは、めちゃくちゃ親和性が高く、ただただ物語に憧れ、浸かり込んでしまう魅力がある。

心穏やかに、優しくなりながら読める作品だった。