OUT3巻 その4

OUT3巻 その4

 OUT3巻 その4 原作:井口達也 漫画:みずたまこと

爆羅漢の本部では、斬人の襲撃に失敗した男たちへ、爆羅漢の総長自ら、制裁を加えていた。

暴力で徹底的にいたぶったあと、工業用研磨用電動ヤスリで、歯を削り落とそうとしていた。

常軌を逸した制裁。

これが爆羅漢の狂気そのもの、総長下原一雅。

表向きは下原の親がやっている工場の、次期社長候補。

裏側では狂気を暴力を持って振りまき続ける、ゲバラ三兄弟の長男であり、爆羅漢の総長。

斬人への襲撃はまだ始まったばかりであった。

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一方、仕事に精を出す達也。

働いている焼き肉屋は大人気で、今日も忙しそうに働いていた。

人一倍短気な達也だったが、いやな客にも耐え、ストレスは誰にも見えないところで発散する。

少しずつ、成長をしている達也だった。

爆羅漢は斬人を襲う以外にも、同時に他のチームもどんどん参加へ九州していた。

NF(ネイバーフッド)総長とタイマンをする機会を設けた、爆羅漢総長の一雅。

NF総長は、巨漢で筋肉隆々。

一雅は、細身の男。

しかし、その喧嘩の強さは圧倒的。。

また一つのチームが爆羅漢に下る。

少しずつ、斬人は逃げ道を塞がれつつあった。

その状況を肌に感じていた要は、気分がひどく落ち込んでいた。

一緒に庭先で七輪で仲良く焼き肉を食っていた達也は、気軽に声をかける。

俺が、斬人の助っ人になってやろうか、と。

要も思わず笑顔が溢れる。

強さ、人間性、仲間への思い。

達也の言葉は要にとって嬉しいものだった。

そんな達也に対して、要は強烈な右ストレートを打ち込む。

さっきまでの和やかな雰囲気が、一気に修羅場へ。

お互い一気に血まみれ。

手加減なし。

その最中、要は達也へ声をかける。

「退屈なだけだ!オメェは斬人の抗争にカコつけて、暴れてぇだけだろうが!!」
「オメェが今・・・一番きにかけなきゃいけねぇのは・・・俺や、オメェ自身でもねぇだろ!?」
「今世話になってる・・・オバちゃん達だろがよ・・・!?」

ハッとなる達也。

大切な仲間だと思うからこそ、仲間に甘えるだけでなく、仲間に筋を通してほしい、
その気持ちを、不良らしく拳で達也に、要は伝えた。

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結局その場は解散となった。

達也はその後叔母と話したが、達也も十分にわかっていた。

気づいていたが、わざと気づかないようにしていた。

それを要が教えてくれただけだった。

達也は次に会う時に、要に謝ることを決めた。

しかしその頃・・・

要は爆羅漢のゲバラ三兄弟に襲撃を受けた結果、その巨躯な身体はひしゃげ、呼吸を止めていたのだった・・・・