エルフィンリート

エルフィンリート

人気作家、岡本倫(オカモトリン)先生のもう10年以上前の漫画作品。
エルフィンリート、全12巻。
ヤングジャンプで連載されていたが、
とにかく毎週人の首が真上にポーンとちょちょぎれてくため、
最初は「グロ!怖!」だったが「グロ~怖い~また首とんだ~笑」となるほど、
とにかく人があっさり死んでいく。漫☆画太郎先生の漫画か?
と錯覚するほど、唐突な死と衝撃的なグロシーンが出てくる。

しかし作者の持ち味はそれだけでなく、
「かわいい少女がそういうことしちゃう」というテイスト
&「ストーリーはとにかく重く深く、因縁が重なり合い、
人々思いが交錯し合うヒューマン・ドラマ」
という要素を、きっちり入れてくるところだ。
更に言うと、SFや科学といった要素、呪術や魔法といった要素も入れてくる。
要素めちゃ特盛。


物語を簡単に説明すると、人間の遺伝子の突然変異で生まれたきた、
側頭部に角が生えてしまった人間を取り巻く物語である。
その人間は「ベクター」と言われる、通常の人間には見えない腕を持つ。
これであっさり人の心臓を貫いたり、首を切り飛ばしたりできるのだ。
そして彼らは潜在的にある衝動を持って生まれてくる。
そう、人類を滅ぼそうとする衝動だ。

そんな角が生えた人類、ディクロニウスと、
主人公の少年との友情と、愛と、互いへの憎悪がからまったドラマであり、
暴力とグロテスクと、ちょっぴりエッチなテイストが入った漫画だ。
1巻読んで面白ければ、最終巻まで一気読み推奨。
とてつもないスピードであっという間に物語は最後まで進んでいく。
久しぶりに見たけど、やっぱ名作だな~。

アクションとか、グロとか、SFとか、科学とか、魔法とか。
とにかく面白い要素って色々あるから作品に盛り込むのはいいが、
奥先生のように、それをきっちりまとめ上げる物語構成力が素晴らしい、面白い!
ただ絵はそんなにうまくないんだな~。
いや、あえてシンプルに書いてるのかな~とも思っている。
ただ絵から伝わる気持ちは、とても素晴らしい。
名作ですな~