「創作することの大切さ〜アニウッド大通り〜」

元は個人出版で出していた作品だったのですが、その面白さが買われたのでしょう、
めでたく出版社から出してもらえることとなったこの漫画。
『アニウッド大通り』記伊孝先生の作品になります。
1980年代の日本を舞台に、アニメ監督であるおとたんと家族を支えるおかたん、
長男・たつきと妹・そのの4人家族の物語を書いた作品です。
昭和のノスタルジーを感じさせる絵柄ながら、
ストーリーが面白くて一気読みしてしまいました。
人物と社会がよく描かれている群像劇としては
かなり高水準だと思います。
主人公家族は団地で暮らしてるのですが、
その生活感あふれる描写が楽しそうでワクワクします。
小物で80年代のものが頻繁に出てくるので
懐かしく感じる方はより楽しみながら読むことができるでしょう。
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巻末にオマケ漫画があるのですが
スタジオジブリで一般の参加者を募って行われた演出家育成講座に
作者が参加したというエッセイ漫画になっています。
(これが本編って方も多少はいるのではないでしょうか?)
創作の情熱も描いたこの作品は、是非とも皆さんに読んでほしい
漫画です
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