遠藤ミチロウ

遠藤ミチロウ

遠藤ミチロウが4月25日に死去された。膵臓ガンだった。
ザ・スターリンというバンドのボーカルで、
超過激なライブパフォーマンスで有名な方だ。
様々なスキャンダラスなインフォメーションは探せばすぐ出てくるため、
一度アコースティックのライブを自分が拝見したときの感想を伝えたい。


自分もザ・スターリンというバンドの超過激な伝説とも言える出来事は知っていたため、
誰もが思う「どんな人だろう」「怖い人だったらどうしよう」という気持ちは抱えていた。
もちろんアーティストが普段からそうではないこともよく知ってはいたが、
それでもその気持ちを塗り替えて当然とも思える伝説の持ち主でもある。

新宿の大久保よりライブハウスで、弾き語りでライブは行われた。
力強くかき鳴らされるアコースティックのサウンドと、少しかすれた声。
しかしその声は力強く響き、合間合間にまるで闇夜に遠くで
建物の間を風が通り過ぎていくような少し不気味な音を、
自分の喉を使って出しながらハーモニカもシャウトも使い多彩な音を出していた。

夜にギターで流しながら街を飛び回る、ブルースマンを思わせる音楽だった。
その全ての音が、その情景を自分に思い起こさせた。
ブルースマンのそんな生き方は、すごくクールで孤独に見えるが、
でも実は、誰よりも熱く温かい人間の生き方の一つなんだと、教えてくれるようだった。

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音楽界の様々なレジェンドたちも、悲しいことだが、いつかあえなくなってしまう。
その前に、その心、その生き様、その音楽に、少しでも触れていき、
なにか残していきたいし、自分の心にも残していきたい、そう時代の節目に思う。