サイト「小説家になろう」2

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「小説家になろう」の異世界ファンタジー作品の特徴は、
ドラクエやFFといった作品になじみのある人間が非常にとっつきやすい、
そういったファンタジーゲームにおけるべたな設定を元にし、
作者がやりたい独自のテーマと、好きな世界&キャラクター設定を盛り込みまくって、
後は読む人が面白いと感じるかどうか、ご賞味あれ・・・
という感じで自由な発想で色々な人が小説を書いている。

売れている作品に作風や文章表現を寄せる人もいるので、
似たりよったりの作品も沢山あるのだが、
この「LV999の村人」の「異世界ファンタジー世界に転生する」のでなく、
「異世界ファンタジーに疑問を持つ主人公」というのが中々斬新だった。

基本的には異世界に転生したら、
ご褒美として「特別な力」、それはメジャーなのでいえば
「異世界でスマホが使える力」だったり、「最強の魔法が使い放題」だったりと、
チートスキルを手に入れるのがテンプレなのだが、
転生してないからチートなスキルもないし、
尚且つ最弱の職業を主人公にしているのにLV999というテイストをいれて、
見事に面白い作品になった。

「なぜ職業が自動的に割り振られるのか」
「モンスターを倒すとお金が手に入るのか」という、
自分が住む世界の謎を解くというメタストーリーをファンタジーを舞台にしてやるんだな~と、
その攻めてる姿勢の作者に好感が持てた。

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そして世界の謎が明らかになっていけばいくほど面白い。
一つ謎が解けても次の謎があらわれていくため、どんどん面白くなる。
そして全ての謎が解けた時、ラスボスが判明する王道展開・・・
かどうかは読んでみて欲しいと思う。

ファンタジーものらしからぬ、最後まで読んだ自分の読後の感想は、
「選択の自由がある、この人生を大切にしていきたいな」というものだった。
ファンタジー作品を読む終えた後の感想とは、自分でも思えない(笑)

作者はどこまでも「ベタな異世界もの」に反骨精神を燃やしているのか、
「自分の現実と向き合っていこうぜ」と語りかけてくるようだった。
ちょっと1味違ったファンタジー作品を読みたい方は、
是非是非「LV999の村人」読んでみてください。