あるストーリー(2)

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居眠り運転をするトラックがドンドン近づいてきており、
このまま進めばカップルを轢きそうになっているが・・・
なぜだろう・・・主人公は不思議な衝動にかられていた。

カップルなんて、リア充なんて、
とニートで引きこもっているときは思っていたのに。
今日が親の葬式だったからなのか
家から追い出された日だったからなのか
雨に濡れて寒くて、悲しくて、
みじめな思いで胸が一杯で、自分の人生を死ぬほど後悔していたからなのか

彼らを守るためにとっさに体が動いた。
カップル達を、手で突き飛ばした34歳ニートはトラックの目の前に飛び出す格好になった。
トラックにまさに轢かれるという瞬間、走馬灯が浮かび、
いやな思い出ばかりの過去の人生見えて、彼は強く思った。
「ああ、もう一度人生やりなおせたら」

目が覚めると彼は、宙に浮いているようだった。
言葉もしゃべれない。
体も34年間連れ添った、体ではない。
異常に小さいのだ・・・
いや身体も中に浮いているのではなく、誰かに持ち上げられているのだ・・・

なんと34歳ニートは、死の瞬間の願い
「もう一度人生をやりなおしたい」という願いが叶えられ、
赤ん坊の体になって生まれ変わり、誰かの手によって抱きかかえられているのだった。

彼は異世界に転生をし、記憶や経験を残したままもう一度新しい人生を始めることになったのだ。

続く